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S&P日本法人に業務改善命令 証券化商品格付け [証券化]

12/15(土)の日経朝刊に掲題の記事が出ていました。サブプライム・ショック以降、縮小してしまった日本の証券化市場。格付機関への信頼喪失も一つの原因だっただけに、こういった記事が出ると、それに追い打ちを掛けるような話です。金融庁のHPに確認に行ってみると、本当に、お粗末という感じがします。格付機関が公表した格付自体が間違っていたとなると、根本的な話であり、ちょっと信じられません。S&P社のHPでは、検査前に誤りは修正しているという点がはっきりと書かれていますが、もし、付与した格付自体が間違っていたというのであれば、社内基準と合わなくなったり、時価が振れてそれにより損害が生じたりして、結構大変なことになるはずなのですが、そういったことは伝わってきていません。これらのHPの発表だけでは、細かいところがわかりませんが。先ほどの日経の記事によれば、格付機関の処分は世界でも例がない(各国とも格付機関の規制は始まったばかりなので、例がないのも頷けますが。)ということですので、少し、スケープゴートにさせられた感もあるのかもしれません。ただ、仮にそうだとしても、言い訳にはなりませんね。いずれにせよ、市場活性化のためにも、信頼回復のために全力を尽くしてもらいたいものですし、そのためにも、S&P社自ら、具体的に、どこがどう間違っていたのか、はっきりと公表してもらいたいものです。


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